少し前に流行った糖質制限ダイエットについてお話していきます。ダイエットを行う上では食事方法を決定するということはかなり重要になってきますので、この糖質制限ダイエットをよく知りダイエットが順調に進むように取り組んでいきましょう。もちろん今までに糖質制限を利用したダイエットを行ってきた方も一度おさらいしてみてくださいね。
まず糖質というのは私たちの食事の主食でもある、お米・パン・麺類などの炭水化物やフルーツやお菓子などデザートにも多く含まれている栄養素です。
この糖質は生きていくためにも1番優先的にエネルギーとして利用され、この栄養素が体に充満しているうちは脂肪や筋肉が減ることはなかなか難しくなります。
糖質は摂取することで血糖値が上昇します。この血糖値を下げるために自動的に膵臓からインスリンというホルモンが分泌され血糖値を下げ安定させるのですが、この時に余分な糖質は筋肉と肝臓にため込まれます。さらに、筋肉と肝臓に貯め込むことができる量というのは少量で、筋肉に約300g、肝臓に約100g程度しか貯め込むことができません。なので、余った糖質は中性脂肪として体に蓄積され続けることで肥満になっていくという仕組みとなっています。
では、摂取している糖質を控えるとどうなるのか。
体に貯め込んでいた糖質を利用してエネルギーを生み出すようになりますが、ただ食事で糖質制限をするだけではなかなかダイエットは成功しません。体にはエネルギーを生み出す回路が3つ存在します。この回路を回すことでダイエットの成果が表れるようになります。その1つ目は本来の働きをしている解糖系です。糖質をエネルギーとしています。ここにトレーニングを生活習慣に取り入れることで体に貯め込んでいる糖質を早く無くしていきます。
すると、第2の回路である筋肉を分解してアミノ酸を利用し糖質を生み出します。これを糖新生といいます。
しかしこのエネルギーだけでは到底、普段のエネルギーをまかなえないのですぐに第3の回路である脂肪を分解してエネルギーを生み出します。これをケトン体といいます。
このケトン体をどれだけ早くエネルギーとして生み出せるかがダイエットの成功のカギと言ってもいいでしょう。
このケトン体は糖質の働きをしてくれるので
糖質を制限すると脳が回らなくなる。。といったこともありません。このケトン体が脳へのエネルギーも助けてくれます。